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2013年11月24日

【椎間板ヘルニア】 実例ケース2


急性・再発性・慢性ヘルニアの実例


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【実例2】再発性のヘルニア(30歳・主婦)

高校のころ、バレーボールの試合中、急に腰をいためたことがあり、
ほぼ一週間の安静で治った。
その後も二年に一回くらいの割合で腰痛の発作を繰り返していた。


最近はそれがひんぱんになって、一年に三回くらい腰痛に
悩まされるようになり、ふだんも重苦しい痛みをおぼえることが多くなった。
今回は、掃除やミシンかけですこし無理をしたな、と思った夕方から
しだいに腰痛が強くなり、左臀部からふくらはぎにかけて
痛みが走るようになった。

二日後に左下腿から左足にかけた部分がチリチリとしびれ、
さわったときの感覚が鈍いのに気付いた。
今までとちがって、日に日に痛みは強まる一方で、
家事をするのも困難になった。
立ち上がるとき、腰をまげようとするとき、
せきやくしゃみをするときなどひどく痛む。
立つと身体が右へ傾いてしまい、背骨をまっすぐにすることができない。
左足をひきずるようにして病院を訪れ、診察を受けた。

診断は椎間板ヘルニア。
再発性であるからなおりにくいとの見通しであり、
医師のすすめにしたがって入院した。

三週間にわたる骨盤牽引と、六回の硬膜外ブロックによる治療で
痛みはある程度軽減したが、症状はまだかなり強い。
MRIとミエログラフィという検査で大きなヘルニアの存在が
確かめられたので、ついに手術をうけることにした。

手術後数日で痛みはほとんど消失し、一か月後には日常の家事を
不自由なくできるようになったり、背骨もまっすぐで、
腰の屈伸も楽になった。
まだ足のしびれがすこしのこっているが、これも徐々に
よくなっていくようだ。



このケースでは再発性のヘルニアとして典型的な経過を示しています。
過去に何回かの腰痛を経験してきたかは人さまざまで、
一回だけのことも、十数回におよぶこともあります。
それぞれの腰痛は急性または亜急性の発症をすることが多く
症状は回をかさねるにしたがって次第に強く、治りにくくなる
傾向があります。
はじめのうちは腰痛だけで、後になって座骨神経痛を伴ってくる
ことが多いのですが、ときには初めから強い座骨神経痛を
伴うこともあり、事例1⇒ のようにいったん治療した
急性のヘルニアが、時をおいて再発することも少なくありません。

再発のヘルニアの場合も、安静をおもとする治療によって
軽快することが多いのですが、症状の強さと、今後、
再発あるいは慢性化する可能性を考慮したうえで、
手術した方がよい場合があります。
posted by ドクター咲子 at 17:16 | 健康・保険
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